原点は「水作り」
「水」の化学式は「H2O(エイチツーオー)」ですが、水道水など一般的な水には多量の不純物が含まれていて、実際には「水+他の何か」と言うことになります。
ところで、半導体基板の洗浄用には、不純物が限りなくゼロに近い、純粋な「H2O(エイチツーオー)」と言えるほどの水が必要とされているそうです。
電子部品をハンダ付けした後や、半導体プリント基板を洗浄するために、今までは化学材料を使用していましたが、最近では環境汚染防止等に配慮して、水が使われるようになりました。
実際の現場では、汚れを落としやすくする為に「不純物をほとんど含まない」+「酸性を帯びた」と言う条件の水が必要なのだそうです。
しかし、「不純物をほとんど含まない水」の精製は簡単ではありませんし、「酸性を帯びた水」をそのまま使用すると金属が「サビてしまう」と言う新たな問題が発生いたします。
そんな中、長い年月をかけ、「不純物をほとんど含まない、酸性なのに金属がサビにくい水」を作り出すことに成功しました。
そして、この「不純物をほとんど含まない、酸性なのに金属がサビにくい水」は「強酸性次亜塩素酸水」を元にし精製され、その精製過程で、この水が、「除菌・滅菌」にも大きな効果が期待できることが解ったのです。
原材料は「水と食塩」だけ
私たちが精製に成功した「特殊な水」は、塩酸や次亜塩素酸ナトリウ厶を全く使用していないので、刺激臭も塩素臭も殆ど無く、また、人に対しても安全です。
そして、強酸性(pH2.7程度)が長期間安定的に保持されますので、除菌効果が長く持続いたします。
今回の新型コロナウイルスの大流行で除菌・消毒が最重要となっている昨今、「アルコール消毒液」や「次亜塩素酸水」も玉石混合状態ですが、安全性が求められている分野だからこそ、高い品質としっかりしたデータに裏付けられた商品が求められています。
次亜塩素酸水と新型コロナウイルス
新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について、 経済産業省とNITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)は国立感染症研究所及び学校法人北里研究所の協力を得て新型コロナウイルスを用いた検証試験を実施しています。
2020年4月30日発表された途中検証結果では、次亜塩素酸水はインフルエンザウイルスに対しての有効性があると発表しています。
出展:NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)
引用元:一般社団法人次亜塩素酸水溶液普及促進会議WEBサイト
強酸性次亜塩素酸水のウイルス・菌等に対する効果
主なウイルス/菌類等 | 効果 |
---|---|
ノロウイルス (ネコカリシウイルス) | 〇 |
インフルエンザウイルス(2009年新型含む) | 〇 |
ヘルペスウイルス | 〇 |
カンジダ (Candida albicans) | 〇 |
黒カビ (アスペルギルス; Aspergillus niger) | △ |
青カビ (ペニシリウム; Penicillium cyclopium) | △ |
黄色ブドウ球菌 (Staphylococcus aureus) | 〇 |
サルモネラ菌 (Salmonella Enteritidis) | 〇 |
腸炎ビブリオ菌 (Vibrio parahaemolyticus) | 〇 |
カンピロバクター菌 (Campylobacter jejuni) | 〇 |
〇:効果あり △:概ね効果あり
次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違い
「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム」・・・同じように「次亜塩素酸」と言う文字が含まれていて、普通の人なら「同じもの」と勘違いしてしまうのも当然です。
しかし、「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム」はその製法や性質は全く異なります。
◆次亜塩素酸ナトリウム
「次亜塩素酸ナトリウム」は「キッチンハイター」など「塩素系漂白剤の主成分」で、「次亜塩素酸ナトリウム塩」とも「次亜塩素酸ソーダ」とも呼ばれています。
水酸化ナトリウムの水溶液に塩素を加えて得られ、通常は水溶液として貯蔵・使用されています。
ただし、時間と共に自然分解し酸素を放って塩化ナトリウム水溶液(食塩水)に変化していきます。
高温や紫外線で分解が加速するため、常温保存では濃度維持が困難です。
水溶液はアルカリ性を示します。
◆次亜塩素酸水
片や「次亜塩素酸水」は、塩酸または塩化ナトリウム (食塩)水溶液を専用の装置で電気分解することにより生成されます。
次亜塩素酸水は、「強酸性次亜塩素酸水」・「弱酸性次亜塩素酸水」および「微酸性次亜塩素酸水」があり、いずれも酸性を示します。
「次亜塩素酸水」の安全性について食品安全委員会による評価を受け、人の健康を損なうおそれが無いということで、成分の規格や使用の基準を定めたうえで、食品添加物として使用が認められています。
次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの特性
次亜塩素酸水 | 次亜塩素酸ナトリウム | |
---|---|---|
臭い・刺激臭 | ほとんど無臭 | 強いカルキ臭・刺激臭 |
除菌・殺菌効果 | 効果あり | 高濃度時に効果あり |
消臭効果 | あり | あまり無い |
人に対する影響 | ほとんど無し | 酸との混合で有毒ガス発生の可能性 |
除菌力が長く持続する安心安全除菌水「リリーフ」
次亜塩素酸ナトリウムや塩酸を一切使用せず、塩と水のみから生成された強酸性次亜塩素酸水【安心安全除菌水「リリーフ」】、名前はおどろおどろしく少々不安を感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は安全で安心な除菌水です。
pHを測定すると強酸性を示しますが、実際には「強い酸」ではありません。
それどころか、動物実験等で証明されているように、誤って口に入れてしまっても人体にはほとんど影響を与えません。
高濃度アルコール消毒液をご使用の方からは、
・消毒頻度が多いと手荒れする。
・引火しやすく、火の近くでは使用できない
のような問題が定義されていますが、【安心安全除菌水「リリーフ」】は、
・有機物に触れるとすぐに水に変化してしまうので手荒れは皆無
・水なので引火の心配も皆無
・水なので安心して持ち運びが可能(携帯できる)
・有機物に触れると水に変化してしまうので空間噴霧が可能
・毒性が少なく誤って口に入れても人体に影響を与えない
等の特性があります。
但し、今までの次亜塩素酸水は、除菌力の持続が難しく短時間で水になってしまうのが欠陥でした。
【安心安全除菌水「リリーフ」】は、「原料となるの水」の改良と、「特殊な製法」でその欠陥を克服し、「数年間効果が持続する安全で安心な強酸性次亜塩素酸水」として商品化されました。
※飯田工業技術試験研究所にて「pH値の安定性」について、「従来品と比較して強酸性度を長期間にわたり維持している」事が確認されています。
私たちがご提供させていただける【安心安全除菌水「リリーフ」】商品群
私たちがご提供させていただける商品群は
・1トンタンク(タンクはご購入様でご用意いただきます)。
・20リットルポリタンク(コック付属段ボール箱入り)
・10リットルポリタンク(コック付属段ボール箱入り)
・500ミリリットルスプレーボトル(120本/ケース)
・100ミリリットルスプレーボトル(100本/ケース)
・室内空間除菌用散布機(セラミックタイプ)
只今は事業所様向けのみに対応させていただいております。
一般の方々からのご注文受付は現在準備中でございます。
尚、最低ご注文数量・価格・納期等についてはお問合せ下さい。
ご注文は → こちら
お問い合わせは → こちら
ご利用例は → こちら